医薬品適応外使用について倫理委員会で承認された治療法
当院の倫理委員会において、下記治療法が承認されました。
ホームページにて情報を公開することにより、対象者からの同意と代えさせて頂きます。なお本件について同意できない場合、診療において不利益を被ることはありません。
この内容に関して拒否される場合やご質問がある場合は、下記の問い合わせ先までご連絡ください。
1.実施内容
脳血管内治療中の血栓塞栓症に対するプラスグレル内服
2.実施責任者
翠清会梶川病院 院長 溝上達也
3.対象者
脳血管内治療を予定しており、クロピドグレルへの反応性が低い患者
脳血管内治療の術中に血栓症をきたした患者
4.承認日
2021年2月15日
5.対象期間
承認日より永続的に使用
6.概要
【治療目的・予期される利益】
クロピドグレルの低反応者に対する脳血管内治療における周術期の血栓性合併症を軽減するために使用
【予期される危険性】
心臓血管領域における有害事象として、出血(頻度1.2%)、血栓性血小板減少性紫斑病、過敏症、肝障害、汎血球減少(以上、頻度不明)が報告されており、本使用においても同様と思われる。